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義実家のことで、夫婦喧嘩になるとき

義実家の話になると、なぜか夫婦の喧嘩になってしまう。相手の親のことを悪く言いたいわけではないのに、話すほど空気が悪くなる。義実家をめぐる喧嘩は、親との問題に見えて、実は「夫婦がどちらの側に立つか」の問題になっていることがよくあります。

更新日:仲裁くん

義実家の話が、夫婦の喧嘩になってしまう理由

義実家のことで傷ついた側は「わかってほしい」「味方でいてほしい」と思っています。いっぽう、自分の親のことを言われた側は、親を責められたように感じ、つい親をかばってしまいます。

  • 話している側は「気持ちを聞いてほしい」のに、聞く側は「親を悪く言われた」と受け取る
  • 聞く側は板挟みになり、どちらの味方もできずに黙ってしまう
  • 黙られた側は「やっぱり親の味方なんだ」と感じ、さらに言葉が強くなる

こうして、義両親本人はその場にいないのに、夫婦だけが言い合う形ができあがります。まずは「親がよいか悪いか」と「夫婦がどう向き合うか」を分けて考えることが大切です。

それぞれの立場から見えていること

義実家をめぐる喧嘩で、よくある気持ち
よくある気持ち相手に伝わりやすい言い方
義実家に気をつかう側ひとりで我慢している。言われたことを流すのがつらい。夫(妻)が守ってくれない「お義母さんが悪いと言いたいんじゃなくて、あのとき私がどう感じたかを聞いてほしい」
自分の実家のことを言われる側親を否定されると、自分が育った家まで否定された気がする。どちらにもいい顔をしたい「親のことを言われると、つい身構えてしまう。でも、つらかったことは聞きたい」

どちらの気持ちも自然なものです。片方が我慢を続けるより、お互いの気持ちを先に言葉にしておくほうが、親との付き合い方を決めるときに話がまとまりやすくなります。

責めずに切り出す、最初のひと言

義実家の話を切り出すときは、親の言動を並べるより、「自分がどう感じたか」と「ふたりでどうしたいか」から入るのがおすすめです。

切り出すひと言の例
  • 「親のことを悪く言いたいわけじゃないんだけど、少し聞いてほしいことがある」
  • 「この前の帰省のあと、ちょっと疲れちゃって。次はどうするか、ふたりで決めたい」
  • 「あのとき、隣で何か言ってもらえたら、すごく心強かったと思う」
  • 「あなたの親だから、あなたから伝えてもらえると助かる。言い方は一緒に考えたい」

「あなたのお母さんはいつも〜」のように、「いつも」「絶対」を使うと、相手は反論したくなります。話がかみ合わないときの工夫は話し合いにならないときにもまとめています。

ふたりで決めておくとよいこと

義実家とのことは、そのつど喧嘩にするより、先にふたりの方針を決めておくと楽になります。たとえば次のようなことです。

  • 帰省の回数と、泊まるか日帰りか(両方の実家を同じ考え方で決める)
  • 親からの頼まれごとや口出しに、どちらが、どう返すか(基本は、自分の親には自分から伝える)
  • 連絡やプレゼント、お金の援助をどこまでするか
  • その場でいやなことがあったときの合図(目くばせや「そろそろ帰ろうか」など)

米国のゴットマン研究所は、夫婦の争いの多くは、価値観や性格のちがいから来る「くり返し出てくる問題」で、完全に解決するより、うまく付き合い続ける方法を見つけることが大切だと説明しています。義実家との距離感も、一度で決まるものではありません。決めたことを、季節の行事や生活の変化のたびに見直していく、くらいの気持ちで十分です。

同じ喧嘩がくり返されるときは

帰省のたびに同じ言い合いになるなら、話の中身より、話す時期と流れを変えてみてください。帰省の直前や直後は、どちらも気持ちに余裕がありません。予定を決める段階、少し日をおいて落ち着いた日に話すほうが、建設的になりやすいです。

くり返す喧嘩の型を見つける方法は、同じ喧嘩を、くり返してしまうときでくわしく紹介しています。

我慢が限界に近いと感じるときは

義実家とのことで、眠れない、体調をくずすほどつらいときは、夫婦の話し合いだけで抱えこまないでください。また、夫婦の間で、暴言や無視、お金や行動の制限が起きているときは、下の相談先に、ひとりで相談することができます。

仲裁くんが役に立つ場面と、向いていない場面

仲裁くんは、ふたりがそれぞれ別々にAIに話し、AIがふたりの言い分を公平に整理するサービスです。義実家をめぐる喧嘩では、次の使い方が向いています。

役に立つ場面

  • 面と向かうと言い合いになるとき、それぞれ好きな時間に、別々に気持ちを話す
  • 「親の話」ではなく「ふたりの気持ち」を中心に、言い分とすれ違いのポイントを整理してもらう
  • 帰省や付き合い方を決める前に、お互いが本当に大事にしていることを知る

向いていない場面

  • 暴言や暴力、お金や行動の制限など、安全や尊厳に関わることが起きているとき(下の相談先へ)
  • 相続や同居の契約など、法的な判断が必要なとき(法テラスへ)
  • 義両親を含めた3人以上での話し合い

ふたりの言い分を、AIに整理してもらう

仲裁くん(ちゅうさいくん)とは

仲裁くんは、喧嘩やすれ違いのあと、ふたりの言い分をAIが別々に聞いて、公平に整理するWebサービスです。何があったかを30秒ほど話す(または書く)と話し合いの場ができ、URLを相手に送るだけで始められます。アプリのインストールや会員登録はいりません。

話し合いの場は30日に1回まで無料です(2回目からは390円で、相手が参加して結果が届いたときだけ支払いが確定します)。招待された側は、いつでも無料です。深掘りラウンドと仲直りプランは390円(税込)で、相手が答えて結果が届いたときだけ支払いが確定します。72時間以内にふたりの答えがそろわなければ、0円です。

AIの整理は、ふたりが話し合うための材料です。法的な判断や、医療・心理・法律の専門家の助言の代わりにはなりません。また、人が相談に乗るサービスではありません。

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